辻本社長、入社式で訓示

　当社の入社式が東京・大手町のサンケイプラザにて3月31日に行われ、席上、辻本社長は以下の通り72名の新入社員に訓示を行いました。

　「皆さん、本日は入社おめでとうございます。今日から自分で稼いで生活することが始まります。学生生活に比べ実社会では「厳しさ」という点で大きな違いがあります。本日から新たな気持ちで是非がんばっていただきたいと思います。

　本日は日本の多くの会社で入社式が行われていると思いますが、皆さんは非常に良い会社を選ばれたと思います。何が良いかといいますと大きく2つの点があります。第1に当社の主力ビジネスであります国際航空貨物、国際海上貨物が成長産業だということです。航空貨物は今後全世界で毎年6－7％のペースで成長するといわれており、また海上貨物についても中国やインドでの生産の増加が進み、こちらも大きな伸びが期待できます。第2に、当社はその中でも順調に業績を伸ばしている企業だということです。同じ航空貨物業界の会社でも、企業間格差は皆さんの想像以上に大きいのが現状です。社内の仕事は非常にシビアです。しかしその気になればやりがいのある大きな仕事も出来ますし、結果もついてきます。

　我々の業界は成長産業ということもあり、新規参入も多く、競争は激化の一途です。当社は将来への生き残り・成長を考え、会社の10年後のあるべき姿を2002年に、「21世紀KWEグランドデザイン」として策定しました。10年後の2011年には、企業規模で営業収入5,000億円を目指そうという目標を掲げました。現在までは順調に成長を続けており、目標の数字は不可能なものではないと思います。「21世紀KWEグランドデザイン」は当社の経営の根幹ですから、研修でも十分にご理解ください。

　社会人としての成功のヒントを2点申し上げます。一つ目はこれからの人生において何か一つ大きな目標を持ってそれに向かって日々努力して欲しいということです。KWEの社長になる、3年目から海外勤務をするなど何でもいいと思います。目標をもってがんばるのと、持たずにがんばるのとでは5年後、10年後に大きな差が出てきます。もう一つは、英語のほかにもう一つ外国語を身につけてもらいたいということです。当社は30カ国で営業活動を行っており、皆さんの中でも多くの人が将来海外勤務の経験をすることになると思います。最近のビジネスの傾向として、今後も中国や韓国、インドなどのアジア諸国が重要な国になると思います。頭の若いうちに英語以外の外国語をもう一つマスターしていただきたいと思います。

　今日から社会人となり、今まで以上に苦しいこと、つらいことがたくさんあると思いますが、楽しいこともたくさんあります。ぜひ前向きにポジティブ思考で今後の会社生活を送って欲しいと思います。」

　以上