中国法人　広州拠点の機能を強化 北京近鉄と厦門近鉄の広州における拠点を移転統合

　当社中国における現地法人の一つである北京近鉄運通運輸有限公司《Beijing Kintetsu World Express Co., Ltd.　以下北京近鉄》と、厦門金鐵國際貨運有限公司《Kintetsu World Express（Xiamen）Co.,Ltd.　以下厦門近鉄》は広州地区にあるそれぞれの拠点を移転統合しました。

　これまで広州地域においては厦門近鉄管轄下の広州支店と広州空港事務所、北京近鉄管轄下の広州支店と広州国内倉庫の合わせて4箇所の拠点でサービス提供を行っておりました。

　厦門近鉄・広州支店は国際航空・海上輸送業務を取扱いますが、取扱い物量増加への対応と今後の営業強化、業務効率の向上を目指し、旧広州支店を移転、空港事務所と統合し新たな支店として広州空港貨物地区内で3月1日から営業を開始しました。自動車メーカーを中心に相次ぐ日系企業の進出と空港・港湾インフラの整備が進んだことで、輸入貨物では電子部品や自動車部品、輸出貨物としては電子部品やデジタル家電品などの取扱いが年々増加しています。

　また、北京近鉄・広州支店は中国内輸送業と倉庫業が主要事業となります。こちらは支店業務を広州国内倉庫へ集約し、3月5日から営業を開始します。取扱う国内輸送の約70％は中国全域から広州・華南地域向けの生産用部材や一般消費財の輸送、残りの約30％は広州・華南地域から中国全域に向けて電子部品等の輸送となります。KWE では中国における国内輸送・倉庫事業の強化を進めており、広州をはじめ上海や北京を中心に国内物流用倉庫を運用しています。あわせて配送用車両として中国全域で600台を越えるトラックの運行も行っています。

　今回の拠点集約により広州地区での拠点数は統合前の4拠点から2拠点となり、また、KWEの中国における拠点数は　10法人・43都市・106拠点となります。

　なお、新たな拠点の詳細は次頁のとおりです。