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ロシア法人 フィンランド~ロシア間のトラック輸送を強化 日系物流業者では初めて自社トラック20両を購入
当社のロシアにおける現地法人であるKintetsu World Express(RUS), Inc. LLC (以下近鉄ロシア)はフィンランド~ロシア間の長距離トラック輸送業務を強化するため、自社トラック20両を購入。11月より運行を開始しました。
今回、近鉄ロシアが自社トラックを導入したのは、主にフィンランドの主要港であるコトカ港とハミナ港で陸揚げされた輸入海上コンテナをモスクワ近郊に点在するお客様の物流センターまでの輸送ルートです。
ロシアへの輸入コンテナの主要輸送ルートの1つであるフィンランド~モスクワ間の陸上輸送の需要は、ロシア経済の成長に伴う消費の拡大、相次ぐ日系メーカー企業の現地法人化などにより、年々増加の傾向にあります。近鉄ロシアの輸送取扱い件数をみても、2006年の年間運行実績が100運行であったのに対して2007年1~10月実績で既に300運行を超えています。
近鉄ロシアは地元トラック業者との委託契約で車両運行をおこなっていましたが、車両不足による配車手配の煩雑化、需要増による輸送コストの上昇、車両の老朽化によるサービス品質低下などの課題への対応策として、自社トラックの購入を決定しました。
新たに導入する自社トラック輸送サービスのメリットや特徴は以下の通りです。
- 20両の自社車両購入と専用ドライバー30名の採用。自社オペレーション化により迅速な配車予約などサービス品質が向上します。
- 導入新型車両にはGPS機能を装備、お客様はWEBサイトでの貨物トレースが可能となりました。
- 自社運行することにより、市場でこの1年で約1.5倍に高騰し、今も断続的に上昇しているトラック輸送サービスを安定的なコストで提供することを実現。
現状では家電品・事務機器・自動車関連など既存のお客様への取扱いを優先して参りますが、近い将来には更に自社車両数を増加し、チェコ・ポーランドなど中欧の生産拠点からの完成品輸送の取込みも併せて強化する予定です。