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石崎社長、入社式で訓示

入社式で挨拶する社長石崎

辞令交付
当社の入社式が本日、東京・大手町のKDDI HALL大手町にて行われ、席上、石崎社長は以下の通り46名の新入社員に訓示を行いました。
皆さん、本日は入社おめでとうございます。
2008年9月のリーマンショックに端を発した世界同時不況の影響により、物流業界も激しい逆風を受けることになりました。当社も本当に厳しい経験をしましたが、2009年度に入り状況は徐々に好転し、業績の回復が見られるようになりました。しかし、今現在でもまだ安心できる状況にはありません。完全な回復には今しばらく時間がかかると思います。
当社は1970年に近畿日本ツーリストから分離独立し今年で40年を迎えました。これまで日本経済の発展とともに右肩上がりの成長を続けてきましたが、ここ数年で環境は大きく変わり、世界の物流業界も大きく変化しています。度重なる合従連衡により、大手といえども淘汰される状況になってきました。外国系の大手といわれる会社が1995年に22社あったものが、2009年には7社になるまでその統合が進んできています。そして、日本においてもその兆候が現れてきており、我々としても常に危機感を持って的確に対応しなければなりません。
そのような状況に対処するため、当社は本年2010年をスタートとする3年間の経営計画を策定し、間もなくそれがリリースされます。これまで当社は日本の同業他社と比べて積極的な海外展開を図っており、現在では海外30カ国、189都市、298拠点を数えるまでになっています。今後とも海外ネットワークを充実させるとともに、それをベースに海上販売や倉庫、流通加工販売を強化し、安定的、継続的な利益確保を目指していきます。
皆さんは今、うまくやって行けるかどうか、失敗したらどうしようかとか、期待と不安が入り混じった複雑な心境だと思います。でも、決して心配をする必要はありません。私も当時は同じでした。むしろ早い時期に、どんどん失敗を繰り返して欲しいと思います。実社会においては、必ず何度かは大きな失敗をしたり、挫折感を味わうことがあります。でも、それは決してマイナスではありません。むしろ、それを経験しないと人間は成長しないと思ってください。また、その気持ちをベースに常に広い視野で物事を見て欲しいと思います。目の前にあることにきちんと対処することも当然必要ですが、もっと先のことも見据えて行動することが大事です。
今日から社会人となりますが、いつまでも前向きな気持ちで、夢と希望を胸に頑張ってください。