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2014年度新入社員入社式 社長訓示
当社は本日、東京・品川プリンスホテルにて入社式を行い、席上、代表取締役社長・石崎哲は54名の新入社員に以下のとおり訓示を行いました。
皆さん、入社おめでとうございます。会社を代表してお祝いと歓迎の意を表します。
当社は設立時より海外ネットワークの拡充に取り組み、業界内はもちろん、お客様からもその充実ぶりは高く評価して頂いております。そして、今や当社の売上げの6割は海外が占めるまでになっています。今後も、ますますその比率は上がっていきます。そのようなグローバルな会社で働けるということに夢と誇りを持って、世界的な視野で仕事に励んでほしいと思います。ここにいる皆さんの中にも、将来海外で仕事をしたいという希望を持った人も大勢いると思います。当社はその夢を叶えられる会社です。
当社は2015年度を最終年度とする3年間の中期経営計画を推進しており、今年はその2年目にあたります。目指すところは「真のグローバル・ロジスティクス・パートナー」です。この中期経営計画の目標を確実に達成し、さらに世界で認められる存在へ成長したいと思います。ここ数年、物流業界を取り巻く環境は、大変厳しい状況にあり、当社も掲げた目標の達成は容易ではありません。新興国においては成長の鈍化が見られるものの、日本においてはアベノミクスによる景気浮揚、米国における経済の安定的な成長、欧州においてはEU諸国のGDPがプラス成長の予測がされるなど、やっと明るい兆しが見えてきました。この流れにうまく乗り、現中期経営計画を成功させなければなりません。そのためには、本日から皆さんも本計画の内容を充分に理解し、遂行すべき事柄に参画してください。
皆さんはこれまで学生という立場で、いろいろな局面で社会や周りの人たちに、守られていました。今日、皆さんは社会人となりました。これからは困難や発生する問題に、自ら立ち向かう覚悟を持たなければなりません。そして、それを克服してこそ自分自身が成長するということを認識し、決してそこから逃避したりせず立ち向かって欲しいと思います。失敗や苦労は成長の糧になるとよく言われますが、まさにその通りです。むしろ、若いうちにそのような経験を多く持った方が、将来プラスになります。もし厳しい状況に陥った時には、上司や先輩にアドバイスを求めることも大切です。きっと適切な助言を得ることができるでしょう。
ここで皆さんに会社の先輩として3つのアドバイスがあります。
まず、会社を好きになってください。皆さんは縁があってこの会社に入社したわけですが、就職活動をするなかで当社の事業に興味を持ち、将来性に期待して選択をしたのだと思います。物流事業は決して派手さのあるものではありませんが、社会、経済活動においては大きな使命を持っています。3年前に発生した東日本大震災、その後のタイにおける大水害の時に、物流の重要性が改めて認識されました。そのような重要な役割を担う会社を好きになって欲しいと思います。
次に仕事を好きになってください。これから配属される箇所、担当する仕事はすべて重要な意義を持っています。営業職、業務職、どのような仕事でも日々自分が担当する仕事に前向きに取り組むことによって、自ずと仕事の喜びや楽しさが生まれてきます。
最後に仲間を好きになってください。上司でも同僚でも、同じ目標に向かって仕事をする仲間です。仕事はチームワークで行われるものです。常に組織を尊重し、仲間を認め合いながら与えられた職責を遂行して欲しいと思います。
今日から社会人です。いつまでも前向きな気持ちで、夢と希望を胸に頑張ってください。