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2017年度入社式 社長挨拶
当社は本日、東京・シェラトン都ホテル東京にて入社式を行い、席上、代表取締役社長・鳥居伸年は62名の新入社員に以下のとおり挨拶を行いました。
本日は入社おめでとうございます。
近鉄エクスプレスグループを代表致しまして、皆さんの入社を心から歓迎します。
私たちは世界各国に拠点を持った貨物屋です。ゆえに24時間、365日世界のどこかで稼動をしており、実際に貨物を取り扱う現場、お客様対応をするカスタマーサービスの現場、そしてビジネスを獲得する営業部門の現場など、色々な国で、様々な人々と交わりながら仕事をしています。皆さんは今日からその仕事の一端を担うメンバーとしてKWEチームに加わりました。
当社は貨物屋ですので貨物屋なりの現場があります。例えばマンハッタンの高層ビルの一室で、身振り手振り悪戦苦闘しながらビジネス獲得のために英語で一生懸命にプレゼンテーションを行う現場。ブラジルの片田舎の工場の中、片隅にある機械油の臭いがする部屋でお客様にポルトガル語で営業をする現場。灼熱、もしくは寒風の中、精密機械の積み下ろしに立ち会う現場。朝から晩まで出荷手配の入力業務をする現場。これら全ての現場が現実であり、どれ一つが欠けても我々のビジネスは成り立たなくなります。
このような現場で活躍できるまでには、地味な仕事を朝から晩まで行うことから会社人生は始まります。地道な仕事ばかりが続き、嫌になってしまったとしても、決して諦めないでください。当社は夢と情熱を持った人にはその夢を叶えるための舞台を用意しています。私も、全従業員に対して公平にチャンスが与えられる環境を整えるべく、一層努力していきます。
次に皆さんに企業人として心に留めて頂きたい事項を2点伝えます。
一点目は、雇用とは契約であり、権利と義務が生じるということです。本日から会社と従業員である皆さんは契約関係で結ばれます。会社は皆さんに賃金を払い、皆さんはそれに対して与えられた職務を全うする義務を負います。その職務が好きとか嫌いにかかわらずそれを全うする義務を負うということです。
二点目は、一人ひとりが当事者意識を持つということです。会社は組織集団ですが、社員一人一人の力の結集で構成されております。皆さんがそれぞれ与えられた職務、職責において「私が」、「我々が」と言う一人称の当事者意識を持ち、日々切磋琢磨をして高い志で職務に臨んで頂くことが会社を成長させる力そのものになります。
皆さんのこれからの成長と活躍を大いに期待しています。