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2018年度入社式 社長挨拶(要旨)
当社は本日、入社式を行いました。75名の新入社員に向けた代表取締役社長・鳥居伸年の挨拶(要旨)は以下のとおりです。
皆さん、本日は入社おめでとうございます。
私たちは世界46ヵ国338都市に832の自社ネットワークを持ち、グループ全体の社員数が18,000名を超える世界的規模の貨物屋です。“グローバル・ロジスティクス・パートナー”を標榜していますので、何となくスマートなイメージを持たれている方も多いかも知れませんが、その実態は現場を中心に商いを行っている貨物屋です。世界を舞台に貨物処理、顧客対応などで、365日、24時間世界のどこかで私たちの社員が活動しており、そこには、“躍動した活きた現場”があります。初めは現場の最前線の仕事をして頂くことになり、そこでは世界の「せ」の字も感じないかも知れません。それも世界を相手にビジネスをしていくための基礎体力作りと理解して下さい。我々の仕事はチームプレーで成り立っており、どの仕事が一つ欠けても貨物は動きません。将来行って頂く創造的な仕事も、基礎体験を経て初めて可能になります。
「社会人基礎力」という言葉があります。意味は「メシが食える大人として、どのような環境でも自分の能力を最大限発揮できるための基盤」のことです。これを身につけるためには、何を学ぶ必要があるのかを自分で徹底的に考え、積極的に自ら色々な経験をし、いくつもの修羅場をくぐった実体験の中から様々なことを身をもって学ぶことが不可欠です。皆さんにも是非「社会人基礎力」を身につけて頂きたいと思います。
皆さんはこれまで、どちらかというと学校教育を通じて受身の教育を受けてきたのではないかと思います。しかし、社会に出てからは自ら能動的に行動を起こすことが求められます。当社には、様々なチャンスが溢れていますが、自分でそのチャンスを掴み取る意志と行動を見せないと埋もれてしまう可能性があります。上司、先輩との対話により、自身の意志をしっかり表現をしてチャンスを獲得するための行動力が必要です。
昨今のAI,IoT,ロボット、EVなどの技術革新に伴う諸外国の勢いを見ると、このままでは日本は置いてきぼりになるのではないかと危惧します。当社も例外ではなく、皆さんの職場がたとえ日本であっても、私たちの舞台は世界です。日本生まれのグローバル企業を目指し、グローバルな環境でもしっかり対応が出来る社員を本日ここにおられる皆さんも含めて、一人でも多く育成出来ればと考えています。
当社の日本法人約1,200名の社員のうち約200名が海外で活躍しており、国内外には、先ほど申し上げた「社会人の基礎力」を養うための環境が整っています。是非、その環境をフルに活用して世界で通用するKWEの社員、また、それに留まらず世界で通用する社会人として成長されることを大いに期待しています。