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2021年近鉄エクスプレス 社長年頭挨拶
新年、明けましておめでとうございます。
昨年はコロナに終始した一年でしたが、無事に新年を迎えることができました。
ワクチンの開発により光明が見えつつありますが、その効果が実証されるまでには時間を要し、本年もウイズコロナでの一年になると推測します。
全世界的に人の往来が戻らないうちは航空のスペース不足は続き、また、海上のコンテナ不足もすぐには解消されないことが予想されるため、我々にとって厳しい状況は続くと思われます。
物流は人の営みがある限り途絶えることはなく、このコロナ禍においても変わらずに広く社会、市場からその活動を求められる必要不可欠なエッセンシャルビジネスです。感染のリスクと戦いながら日々奮闘をしている従業員の皆さんに心から感謝を申し上げます。
この異常事態の状況下、必要とされる物流は刻々と変化をしています。我々はしっかりとアンテナを立てて、お客様の動向と求められる物流サービスを察知し、グループ間で情報を共有して、迅速に対応していく必要があります。さまざまな制約がある中、お客様とは物理的に必要な距離を保ちながらも、通常時より密なコミュニケーションを行うよう心がけてください。
また世界的に環境問題の認識が加速されており、車のEV化・クリーンエネルギー化をはじめ多くの業界で取扱品目が大きくシフトし、また、新たな技術を持つ企業が出現する可能性があります。コロナ禍で経済が停滞しているように思われる中だからこそ、世の中の動きを十分に注視する必要があります。水面下では大きな変化のうねりが押し寄せて来ていることを意識してほしいと思います。
2021年は今中期経営計画の最終年度になります。中期経営計画で述べている方針に変更はなく、ニューノーマルの環境になっても当社グループが存続し発展していくため、さらなる物量拡大に向けて邁進してまいります。
当社グループは今後もすべての従業員とその家族の健康維持を最優先として感染予防・拡大防止に努め、可能な限り感染の予防措置を講じた上で、物流企業として社会的使命を果たすために最大限に事業の継続、拡大に注力していきます。本年も宜しくお願い致します。
代表取締役 社長執行役員
鳥居 伸年