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オランダにて航空貨物ターミナルを新設
株式会社近鉄エクスプレス(本社:東京都港区)は、2024年にベネルクス法人Kintetsu World Express (Benelux) B.V.(KWEベネルクス)にて、今後のさらなる航空貨物物量の拡大に向けて、自社運営による航空貨物ターミナルを新設します。
現在、KWEベネルクスアムステルダム支店では、スキポール国際空港から約10km離れた場所にて第1倉庫(倉庫面積10,811㎡)、第2倉庫(倉庫面積4,423㎡)を稼働しています。新たな航空貨物ターミナルの開業に合わせて、第1倉庫にロジスティクス業務を集約し、オペレーション全体の効率化、最適化を図るとともに、航空貨物サービスの強化と品質向上を実現します。
新ターミナルの所在地はスキポール国際空港貨物地区にあり、航空会社の貨物施設にも近く、利便性の高い地域にあります。新ターミナルでは航空混載貨物のULD(Unit Load Device)ビルドアップ・ブレイクダウンを開始し、幅広い貨物を取り扱い、また、GDP認証の温調機能施設を設置し、高度な温度管理が必要な医療・医薬品にも対応するほか、お客様の貨物のセキュリティを確保するため、TAPA認証の取得に取り組みます。
この新しい倉庫施設の特徴として、建築には木材、XCarb™⁽*¹⁾スチールを利用、屋根にはソーラーパネルを設置するなど、サステナビリティとエネルギー効率に配慮されており、完成時には、BREEAM® 認証⁽*²⁾のエクセレント評価を取得する予定です。
自社ターミナルでの貨物取扱いに開始により、航空輸出入事業の拡大、欧州でのプレゼンス向上、そして、欧州とアジア・米州間の取扱物量の増加を目指します。
今後もグローバルネットワークを活用し、お客様のニーズに合ったロジスティクスサービスを提供してまいります。
*¹ アルセロール・ミッタル社のリサイクルおよび再生可能な低炭素排出鋼。製造時のCO₂排出量を従来の鉄鋼より大幅に削減した「グリーンスチール」。水素を含む排ガスを回収し、高炉に投入することで石炭の使用量を削減する技術や、石炭の代わりとなるバイオコークスを製造する技術などによる削減効果を証書として発行。
*² BRE Environmental Assessment Method。1990年にイギリスの建築研究財団が開発した環境評価システムであり、建物、コミュニティ、インフラ等の持続可能性評価を行うツール。エネルギー、健康と快適性、水、材料、廃棄物等の計 10 の項目において評価され、Pass, Good, Very Good, Excellent, Outstanding の 5 段階で評価される。
所在地 | Folkstonweg 65 1118LN Schiphol-Rijk |
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賃貸人 | WDP Development NL N.V. |
面積 | 18,270㎡(事務所735㎡ 倉庫 9,175㎡) |
開業予定 | 2024年12月 |
外観(イメージ)© WDP
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