近鉄エクスプレスとIAGカーゴ、持続可能な航空燃料 (SAF) に関する契約を締結

株式会社近鉄エクスプレス（本社：東京都港区 以下、KWE）は、インターナショナル・エアラインズ・グループの貨物部門であるIAGカーゴと、持続可能な航空燃料（SAF）の利用拡大に関する契約を締結しましたので、お知らせします。

今回の契約により、64万リットルのSAF環境価値を購入し、サプライチェーンにおけるスコープ3排出量を削減します。このSAFはISCC（International Sustainability & Carbon Certification）の認証を受け、使用済み食用油と食品廃棄物から製造されるものであり、従来のジェット燃料と比較してライフサイクル排出量の90％以上を削減します。

当社代表取締役社長執行役員の鳥居伸年は、「昨今世界各地で発生している甚大な自然災害を目にする時、我々はいよいよ世界的な気候の "転換点 "に近づいていると感じざるを得ません。世界の温室効果ガス排出量の約20％を占める運輸セクターの企業として、私たちは業界全体で脱炭素化に向けたより実質的な取組をさらに加速させなければなりません。SAFは、当社の基幹事業である航空貨物輸送に由来する温室効果ガス排出（スコープ3）を削減する最も効果的な方法です。長年のビジネス・パートナーであるIAGカーゴと業界の脱炭素に向けて協力できることを誇りに思うとともに、大変嬉しく思います。」と述べました。

IAGカーゴ サステナビリティ・マネージャーのサリーム・サイードは次のように述べています。「今回のKWEとの契約は、当社にとってアジアで初めてのSAFパートナーシップであり、KWEのサプライチェーンにおけるスコープ3排出量削減への対応をサポートできることを大変嬉しく思います。私たちは環境への影響を最小限に抑え、航空貨物業界のより広範なサステナビリティ目標に積極的に取り組んでいます。今回の取り組みは、お客様の脱炭素化への取り組みに貢献できる素晴らしい例です。」

当社は今後とも積極的にこのような機会を活用し、脱炭素化への具体的な貢献を続けてまいります。

＊IAGカーゴ社との共同リリース（英文）はこちら