岩下 明浦

自分の仕事について、日本国内における薬事品の流通に貢献できるという点にやりがいを感じています。特に、お客様が日本国外に工場を構えている場合は、大きな責任を担っていると感じます。

日本では、国外の工場での製造品を輸入し、薬事品として市場へ流通させるためには、国の許可を取得している製造所を通過させなければなりません。私が担当するロジスティクス倉庫では、ISO13485認証に加え、薬事品（医薬品・医薬部外品・化粧品・体外診断用医薬品・医療機器）を製造する許可を取得しており、お客様の製品が円滑に国内販売できるよう、時には競合他社である輸入フォワーダーと連携し、その流通をサポートしています。

この倉庫内で取扱っている品目は、臨床検査薬やカテーテルなど多種多様です。直近では、新型コロナウイルス関連製品（PCRキット、抗原検査キット）を取扱い、これら製品の日本国内での体外診断用医薬品としての供給体制整備において、さまざまな課題を持つお客様に対し、それぞれのご要望に合わせた運用プランを提案しました。

新規立ち上げは、往々にしてさまざまなトラブルに見舞われますが、製品が無事に初回製造され、初回出荷されたときは、達成感とともに、自身の仕事が間接的に医療業界へ貢献しているということを実感します。

総合物流企業であるKWEは枠組みこそ物流業界でありますが、今後も、お客様へのサービスを通じて、他業界、ひいては社会全体へ貢献していきたいと思います。